モノプリの商品でフランスの言葉遊びを楽しむ その2

スペースが少なくて、たとえ文字が小さくなってもキャッチコピーは欠かさない。そんなモノプリの心意気が感じられるギリシャヨーグルト。
フランスで人気の都市型スーパー、モノプリのプライベートブランド(PB)商品のパッケージに添えられている、フランスらしいエスプリを感じるキャッチコピーを8月にご紹介しましたが、今回はその第二弾です。二重の意味を持つ単語や表現を使った、読む人の想像力をかき立てるフレーズばかりで、どんな人がこれを考えているのか、興味が湧いてきました。
1. ギリシャヨーグルト Yaourt à la grecque:Dessert mythique 「伝説的なデザート」mythiqueには「神話の」と「伝説的な」という2つの意味があることをかけている。
2. 植物素材の研磨スポンジ Éponge végétale grattante:Là, c’est la saleté qui jette l’éponge 「これはもう、汚れのほうが降参する」 jeter l’épongeは直訳すると「スポンジを投げる/捨てる」だが、転じて「降参する、諦める」という意味の表現にもなる。
3. マルセイユ石鹸洗剤 Lessive savon de Marseille:Elle mouille le maillot 「ユニフォームを濡らす/全力を尽くす」 ①マルセイユの名物といえば石鹸とサッカーチーム。②mouiller le maillotは「汗を流して懸命に頑張る」という意味の表現。この2つの背景を知っていると楽しめるフレーズ。
4. スモークベーコン Poitrine fumée:Déclenche les détecteurs de bon goût 「おいしさセンサーを作動させる」 fuméeは形容詞としては「スモークされた」、名詞としては「煙」という意味がある。住宅への設置が義務化されている煙感知器を連想させるユーモラスなフレーズ。
5. リンゴジュース Jus de pomme:Avec lui aucun risque de pépin 「このジュースに種はない/何の心配もない」 pépinに「リンゴや梨、ブドウなどの種」の他に、「問題、心配」という意味があることをかけている。
6. フランス産緑レンズ豆 Lentilles vertes de France:Ne pas mettre dans les yeux 「目に入れないこと」 lentillesに「レンズ豆」と「レンズ」の2つの意味があることをかけている。コンタクトレンズは正しくは lentille de contactと呼ぶ。
7. トマト果肉 Chair de tomates:Vous n’aurez pas la peau de nos tomates 「トマトの皮は手に入りません/トマトをやっつけることはできません」avoir la peau de ◯◯は、直訳すると「誰かの皮を手に入れる」だが、「誰かを破滅させる、失脚させる」という意味の言い回し。果肉のみ、皮なしトマト缶にこのフレーズを合わせるセンスが好き。



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