モノプリの商品でフランスの言葉遊びを楽しむ

立方体のティッシュボックスの3面にもそれぞれ違うキャッチコピーが。とにかく顧客をクスッとさせたいモノプリの熱意を感じる。
フランスにはさまざまな規模のスーパーがあります。中でも大都市や中堅都市の中心部でよく見かける都市型スーパーがモノプリです。パリ市内にも数多く、お手頃価格でかわいいデザインのエコバッグは、日本へのおみやげとしても人気があります。このモノプリのプライベートブランド(PB)商品のパッケージに、さりげなく面白いキャッチコピーが添えられていることに気づいてからは、買い物のたびにチェックするのが楽しみになっています。語呂合わせや同音異義語を使った言葉遊びから、慣用句を知らないと意味がわからないものまでさまざまですが、どれもフランスらしいユーモアにあふれていて、思わず微笑んでしまうものばかり。フランス語を学ぶ人にとっても、教科書ではなかなか触れられない、フランスならではのセンスを楽しめる良い教材になるのでは……ということで、いくつか例をご紹介したいと思います。
1. ハム jambon cuit:Accompagnateur officiel de purée「マッシュポテトの公式付添人」。accompagnateur(同伴者)、accompagnement(料理の付け合せ)をかけた表現。jambon puréeは定番の組合せ。
2. アルミホイル Papier aluminium:Soyez sympa avec lui. Il se froisse facilement.「彼を優しく扱ってください。すぐしわになるから/すぐ気を悪くするから」。se froisserに「物がしわくちゃになる」と「人が気を悪くする」の2つの意味があることをかけている。
3. 小房にカットした冷凍ブロッコリー Brocolis en fleurettes surgelés:Des bonzaïs qui se mangent !「食べられる盆栽!」。仏語辞書での盆栽の表記はbonsaï(ラルース)とbonzaï(アカデミー・フランセーズ)どちらも存在。でもどちらも発音はボンザイなのが日本人としては気になる。
4. ティッシュペーパー Boîte de mouchoirs:Validé par la narine nationale「国民的鼻の穴のお墨付き」。narineは「鼻の穴」のこと。1字違いの「Marine nationale=フランス海軍」とかけたジョーク。
5. 牛肉のカルパッチョ Carpaccio pur bœuf:Du mal à vous décider ? On a préféré trancher !「決めかねていますか? 私たちはスライス/決断しました!」。trancherに「薄く切る」と「決断を下す」の両方の意味があることをかけている。



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