イベント情報(『ふらんす』2026年8月号掲載)
【展覧会】
◉ピカソmeetsポール・スミス 遊び心の冒険へ
パリ国立ピカソ美術館が所蔵するパブロ・ピカソ(1881-1973)の作品にインスピレーションを得て、英国人デザイナーのポール・スミスが会場のレイアウトを考案する、かつてない展覧会。自由な発想で創り上げられた会場は、色鮮やかさと楽しい驚きに満ちています。「青の時代」の《男の肖像》や《アルルカンに扮したパウロ》など約80点を緩やかな時系列で紹介します。本展は2023年パリで開催されたピカソ没後50周年記念の特別展「Picasso Celebration: The Collection in a New Light!」を基にした国際巡回展です。/会期:〜2026年9月21日(月・祝)、会場:国立新美術館 企画展示室2E(東京・六本木)、[URL]https://art.nikkei.com/picasso_ps26/
◉版画家レンブラント 挑戦、継承、インパクト
17世紀オランダを代表する画家レンブラン卜・ハルメンスゾーン・ファン・レイン(1606-1669)は、傑出した版画家でもありました。なかでもエッチング(腐蝕銅版画)技法に挑戦的にとりくみ、実験的な試みを繰り返して、その表現の可能性を切り拓きました。自由闊達な線描、ピロードのような深みある諧調を備えた彼の版画作品は、のちにフランスの詩人・美術批評家のテオフィル・ゴーティエが「油彩以上」と激賞しています。本展は、レンブラン卜・ハウス美術館(アムステルダム)と国立西洋美術館の共同企画で、両館が誇るコレクションを中心に個人蔵も加えた約130点を一挙展示します。レンブラント版画の真髄と、彼の挑戦が後代の芸術家たちに継承され、インパクトを与えていく様子をぜひご覧ください。/会期:~2026年9月23日(水・祝)、会場:国立西洋美術館(東京・上野)、[URL]https://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/2026rembrandt.html
【映画】
◉また会えるよね
『みんなのヴァカンス』『女っ気なし』など不器用で愛おしい人々の姿を優しいまなざしで描いてきたフランスの気鋭監督ギョーム・ブラック最新作。南フランスの田舎町、高校卒業を控えた寄宿舎の仲間たちは、自分たちの部屋やドローム川での川遊び、山でのお祭り騒ぎといった日々に、もうすぐ別れを告げなければならない。旅立ちを目前にした彼らの高校生活最後の夏に、ブラック監督が寄り添いながら一緒にドキュメンタリー映画をつくりあげていく。フランス北部の町の高校生たちを描いた2023年製作の短編ドキュメンタリー『リンダとイリナ』とは場所も階層も文化も異なる若者たちを描きながらも、本作と共通する感情で結ばれているとの考えから、2部作の映画として完成させた。原題Ce n’est qu’un au revoir。2026年7月18日(金)よりユーロスペースほか全国順次公開中。ユーロスペースでは、ブラック監督特集上映も同時開催[URL]http://www.eurospace.co.jp/works/detail.php?w_id=000996
◉クロード・シャブロル傑作選 vol.2
ヌーヴェルヴァーグの幕開けを告げた『美しきセルジュ』(1958)以降、毎年のように作品を発表、サスペンスやミステリーの巨匠として、長きにわたってフランス映画を代表する映画監督として一線で活動したクロード・シャブロル。今年2月には『女鹿』『不貞の女』『肉屋』が公開され、その圧倒的な面白さを再発見する映画ファンが続出。第二弾となる特集上映〈クロード・シャブロル傑作選 vol.2〉では、“悪意の眼”が輝く彼の作品群のなかでも、とくに容赦のない伝説的な3本『ヴィオレット・ノジエール』『ベティ』、そしてサスペンスドラマの傑作『沈黙の女』をラインナップ。どれも全国的な公開は日本初。2026年8月28日(金)よりYEBISU GARDEN CINEMA、シネマリス、Morc阿佐ヶ谷ほか全国順次公開、[URL]https://claudechabrol2026.jp/


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