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トリコロル・パリ文 ドミニク・ル・バグス絵「フランスのおしごとABC」

第24回 X

Xylophoniste

男性形:un xylophoniste / le xylophoniste
女性形:une xylophoniste / la xylophoniste

前回のWから始まる職業の紹介で、フランス語辞書『ロベール』の「W」の項目がわずか2ページしかないとお話ししましたが、今回の「X」はそれよりもさらに少ない、たったの1/3ページだけ!そんな数少ない言葉の中から、さらに職業名を探すのは至難の技でした。

「Xylophoniste(クシロフォニストまたはグジロフォニスト)」は木琴、シロフォンを意味する「Xylophone(クシロフォンまたはグジロフォン)」奏者のこと。男性も女性も「-iste」のまま語尾は変わりません。普段の生活で頻繁に口にする言葉ではありませんが、知っておくといつか役立つかもしれません?!

ちなみに、楽器奏者の名前は「-iste」で終わるものがほとんどと覚えておくと良いでしょう。guitariste=ギタリスト、bassiste=ベーシスト、pianiste=ピアニスト、flûtiste=フルート奏者、clarinettiste=クラリネット奏者、trompettiste=トランペット奏者、hautboïste=オーボエ奏者、corniste=ホルン奏者、violoniste=バイオリン奏者、violiste=ビオラ奏者、violoncelliste=チェロ奏者、contrebassiste=コントラバス奏者、percussionniste=パーカッション奏者、saxophoniste=サックス奏者、accordéoniste=アコーディオン奏者と、ざっと思いつくだけでもこんなにあります。逆に、「-iste」の語尾を持たない楽器奏者を考えてみると、ぱっと思いつくのは「batteur(ドラム奏者)」くらいでしょうか・・・

◇トリコロル・パリさんの文&ドミニク・ル・バグスさんの絵をもっと楽しみたい方は、こちらもどうぞ♪

『おしゃべりがはずむ フランスの魔法のフレーズ』
トリコロル・パリ 著 ドミニク・ル・バグス 絵

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著者略歴

  1. トリコロル・パリ(荻野雅代・桜井道子)

    フランス在住15年以上の日本人ふたり組。2010年に立ち上げたパリとフランスの情報サイト「トリコロル・パリ」(http://tricolorparis.com)でパリの観光情報やフランスの素顔を独自の目線で伝えている。『パリでしたい100のこと』(自由国民社)などのガイドブックから『パリが楽しくなる!かんたんフランス語』(パイ・インターナショナル)などのフランス語会話集まで、著書多数。 Instagram / Facebook / Twitter : tricolorparis

  2. ドミニク・ル・バグス(Dominique Le Bagousse)

    テキスタイルデザイナーとして仕事をするかたわら、イラストレーターとしても活躍。大好きな絵を通じて子供向けのアートや文化活動にも力を注いでいる。2016年、自宅で仕事をするフリーランスの悲哀を描いた初のエッセイイラスト集『Télé Mac』(Pyramyd社)を出版。優しさとユーモア、繊細さがある絵は、見るものを自然と微笑ませる。 http://dominiquelebagousse.fr/http://cargocollective.com/dominiquelebagousse/Instagram : dominiquelebagousse

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