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トリコロル・パリ文 ドミニク・ル・バグス絵「フランスのおしごとABC」

第2回 Boulanger

男性形:un boulanger / le boulanger
女性形:une boulangère / la boulangère

フランスの食生活に欠くことのできない食べ物、パンを作る職人さんのことを「Boulanger(ブランジェ)」と呼びます。ここ数十年の間に、工場で作られた冷凍パンを焼いて売るようなチェーン店も増えてきましたが、パン作りの伝統を守るため、小麦粉から生地を作って焼き上げるまで、すべての工程を自ら行う職人さんだけが「Artisan boulanger(アルティザン ブランジェ)」と名乗ることができると法律で定められています。また、そのようなパンを売る店だけが「Boulangerie(パン屋)」の看板を掲げることができるのです。

ちなみに毎年春にはパリ市が主催するバゲットのコンクールがあり、その年の最優秀バゲット賞を獲得した「Boulanger」は1年間大統領官邸にバゲットを納める栄誉を与えられます。今年受賞したのはパリ14区「Boulangerie 2M」の「Boulanger」、マムード・ムセディさんでした。このバゲットコンクールについては、トリコロル・パリのサイトでも記事に取り上げています。
http://tricolorparis.com/actu/gourmet/meilleure-baguette-paris-2018/

【関連書籍】

『おしゃべりがはずむ フランスの魔法のフレーズ』
トリコロル・パリ 著 ドミニク・ル・バグス 絵

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著者略歴

  1. トリコロル・パリ(荻野雅代・桜井道子)

    フランス在住15年以上の日本人ふたり組。2010年に立ち上げたパリとフランスの情報サイト「トリコロル・パリ」(http://tricolorparis.com)でパリの観光情報やフランスの素顔を独自の目線で伝えている。『パリでしたい100のこと』(自由国民社)などのガイドブックから『パリが楽しくなる!かんたんフランス語』(パイ・インターナショナル)などのフランス語会話集まで、著書多数。 Instagram / Facebook / Twitter : tricolorparis

  2. ドミニク・ル・バグス(Dominique Le Bagousse)

    テキスタイルデザイナーとして仕事をするかたわら、イラストレーターとしても活躍。大好きな絵を通じて子供向けのアートや文化活動にも力を注いでいる。2016年、自宅で仕事をするフリーランスの悲哀を描いた初のエッセイイラスト集『Télé Mac』(Pyramyd社)を出版。優しさとユーモア、繊細さがある絵は、見るものを自然と微笑ませる。 http://dominiquelebagousse.fr/http://cargocollective.com/dominiquelebagousse/Instagram : dominiquelebagousse

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