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トリコロル・パリ文 ドミニク・ル・バグス絵「フランスのおしごとABC」

第7回 G

Garçon de café

男性形:un garçon de café / le garçon de café

カフェのウェイターさんの昔ながらの呼び方。 直訳すると「カフェの男の子」で、少々見下した感じもなきにしもあらず、そして今ではウェイトレスさんもたくさんいる、というわけで、現在、職業名としては「Serveur(男性)」「Serveuse(女性)」を使うのが一般的です。カフェでウェイターさんを「ギャルソン!」と呼ぶのは失礼なので気をつけて。「スィルヴプレ!」と声をかけるか 、手を軽く上げれば気づいてくれます。

「Garçon de café」といって思い浮かべるのはやはり、黒い蝶ネクタイと黒いベストに白いタブリエでビシッときめた姿で、パリを象徴する風景のひとつとも言えますが、実際にそのような服装のウェイターさんを見ることができるのは、サンジェルマン・デプレの老舗カフェなど数えられるほどになってしまいました。

【関連書籍】

『おしゃべりがはずむ フランスの魔法のフレーズ』
トリコロル・パリ 著 ドミニク・ル・バグス 絵

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著者略歴

  1. トリコロル・パリ(荻野雅代・桜井道子)

    フランス在住15年以上の日本人ふたり組。2010年に立ち上げたパリとフランスの情報サイト「トリコロル・パリ」(http://tricolorparis.com)でパリの観光情報やフランスの素顔を独自の目線で伝えている。『パリでしたい100のこと』(自由国民社)などのガイドブックから『パリが楽しくなる!かんたんフランス語』(パイ・インターナショナル)などのフランス語会話集まで、著書多数。 Instagram / Facebook / Twitter : tricolorparis

  2. ドミニク・ル・バグス(Dominique Le Bagousse)

    テキスタイルデザイナーとして仕事をするかたわら、イラストレーターとしても活躍。大好きな絵を通じて子供向けのアートや文化活動にも力を注いでいる。2016年、自宅で仕事をするフリーランスの悲哀を描いた初のエッセイイラスト集『Télé Mac』(Pyramyd社)を出版。優しさとユーモア、繊細さがある絵は、見るものを自然と微笑ませる。 http://dominiquelebagousse.fr/http://cargocollective.com/dominiquelebagousse/Instagram : dominiquelebagousse

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