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トリコロル・パリ文 ドミニク・ル・バグス絵「フランスのおしごとABC」

第11回 K

Kinésithérapeute

男性形:un kinésithérapeute / le kinésithérapeute
女性形:une kinésithérapeute / la kinésithérapeute

フランス語には珍しいKから始まるその字面も、「キネズィテラプート」という読み方も、まるで何かのおまじないのようなこの言葉。長いので、たいてい「kiné(キネ)」と略して使います。

「動き」を意味する「kinésie」と、「治療」を意味する「thérapie」が組み合わさって生まれた言葉で、いわゆる「理学療法士」を指します。ケガや病気が原因で、身体を今までどおりに動かせなくなったとき、運動療法やマッサージによって治療を行う仕事です。 日本ではリハビリ専門のイメージがあり、病院でお世話になるケースが多いかもしれませんが、フランスでは、それぞれの「キネ」がアパルトマンの一室を診療所にしていることが多く、より身近な存在。 捻挫や骨折のあとはもちろん、産後ケアにも「キネ」に通うのはフランスならではです。

【関連書籍】

『おしゃべりがはずむ フランスの魔法のフレーズ』
トリコロル・パリ 著 ドミニク・ル・バグス 絵

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著者略歴

  1. トリコロル・パリ(荻野雅代・桜井道子)

    フランス在住15年以上の日本人ふたり組。2010年に立ち上げたパリとフランスの情報サイト「トリコロル・パリ」(http://tricolorparis.com)でパリの観光情報やフランスの素顔を独自の目線で伝えている。『パリでしたい100のこと』(自由国民社)などのガイドブックから『パリが楽しくなる!かんたんフランス語』(パイ・インターナショナル)などのフランス語会話集まで、著書多数。 Instagram / Facebook / Twitter : tricolorparis

  2. ドミニク・ル・バグス(Dominique Le Bagousse)

    テキスタイルデザイナーとして仕事をするかたわら、イラストレーターとしても活躍。大好きな絵を通じて子供向けのアートや文化活動にも力を注いでいる。2016年、自宅で仕事をするフリーランスの悲哀を描いた初のエッセイイラスト集『Télé Mac』(Pyramyd社)を出版。優しさとユーモア、繊細さがある絵は、見るものを自然と微笑ませる。 http://dominiquelebagousse.fr/http://cargocollective.com/dominiquelebagousse/Instagram : dominiquelebagousse

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