イベント情報(『ふらんす』2026年1月号掲載)
〈展覧会〉
◉東京都美術館開館100周年記念 スウェーデン絵画 北欧の光、日常のかがやき
ヨーロッパ北部、スカンディナヴィア半島に位置する国スウェーデン。本展は近年世界的に注目を集める、スウェーデン美術黄金期の絵画を本格的に紹介する展覧会です。スウェーデンでは、若い世代の芸術家たちが1880年頃からフランスで学び始め、人間や自然をありのままに表現するミレーやコローといったバルビゾン派に傾倒しました。彼らはやがて故郷へ帰ると、自国のアイデンティティを示すべくスウェーデンらしい芸術の創造をめざし、自然や身近な人々、あるいは日常にひそむ輝きを、親密で情緒あふれる表現で描き出しました。本展はスウェーデン国立美術館の全面協力のもと、19世紀末から20世紀にかけてのスウェーデンで生み出された魅力的な絵画をとおして、自然と共に豊かに生きる北欧ならではの感性に迫ります。/会期:2026年1月27日(火)~4月12日(日)、会場:東京都美術館(東京・上野)、[URL]https://www.swedishpainting2026.jp/
◉ライシテからみるフランス美術―信仰の光と理性の光
宇都宮美術館にて2025年10〜12月に開催された展覧会が、このたび三重県立美術館に巡回します。「ライシテla laïcité」とは、今日のフランス共和国の根幹となる重要概念の一つです。フランスの歴史と結びついた独特の政教分離のあり方で、国家は宗教から自律した考え方のもとで運営され、宗教的に中立な立場を取ることになります。市民は公的な場では宗教的な振る舞いを抑制することが求められますが、一方で、個人としていかなる宗教を信じることも信じないことも自由であることが保障されます。本展は「ライシテ」をキーワードに、有名作家の優品から知られざる作家の貴重作まで、国内美術館所蔵のフランス美術が集結。フランス革命から20世紀半ばへと至る時代に焦点を当て、優れた作品の数々を、それを生み出した信仰や社会の変化に沿って紹介します。民主主義社会の創設―すなわち人が人の力で社会を作り上げようと模索する時代に、人が作る物に宿る聖性の起源と行方を追いかけます。/会期:2026年1月17日(土)~3月22日(日)、会場:三重県立美術館(三重・津市)、[URL]https://www.bunka.pref.mie.lg.jp/art-museum/
〈コンクール〉
◉第28回 コンクール・ド・ディクテ
「ディクテDictée」とは講師が読み上げるテキストを文字で正しく書き取る学習法で、フランスでは昔から学校の授業で行われていました。創立113年の老舗語学学校アテネ・フランセでは、毎年ディクテコンクールを開催しており、今回第28回目を迎えます。ネイティブ講師と一緒に、アテネの大教室で臨場感あふれるイベントに参加してみませんか?/日時:[中級](DELF A2~B1レベル/仏検準2~2級程度)2026年2月14日(土)16:40〜17:30、[上級](DELF B2~C1レベル/仏検準1級〜1級程度)]2026年2月21日(土)16:40〜17:30、会場:アテネ・フランセ(東京・神田駿河台)、申し込み方法:直接学校の受付かwebにて、お問い合わせ:TEL 03-3291-3391[URL]https://athenee.jp/


