新刊・おすすめ書籍(『ふらんす』2025年9月号掲載)
◉白水社創立110周年・『ふらんす』創刊100周年記念復刊
朝倉季雄 『フランス文法集成』
『新フランス文法事典』と同様の項目を丁寧に論じ補完する名著3部作(「文法覚え書」「文法ノート」「文法メモ」)に、さらに「文法論」所収のエッセー4編を加え、日仏両語の索引を付した決定版。待望の新装復刊。
木下光一校閲・菊判・608頁・定価9680円
◉ルネ・デカルト『精神指導の規則』山田弘明訳(知泉書館、3300円)
◉ジュリアーノ・ダ・エンポリ『リベラリズムの捕食者 AI帝国で自由はどのように貪られるのか』林昌宏訳(白水社、2090円)
◉フランシス・デュピュイ゠デリ、トマ・デリ『アナーキーのこと』片岡大右訳(作品社、2970円)
◉オリビエ・トレス編著『アントレプレナーシップと健康 フランスの起業家にみる持続可能な働き方』影浦ちひろ訳(スール、1980円)
◉ジャック・エリュール『プロパガンダ』神田順子/河越宏一訳(春秋社、4950円)
◉中西一弘『フランスのリセー(高校)における言葉の教育 ボードレールに重点をおいて』(溪水社、9350円)
◉治部千波『〈食べ方〉の文化史 宮廷の作法が社会のマナーとなるまで』(教育評論社、2420円)
◉宮永孝『「プリンス・トクガワ」の欧州紀行 幕府を背負った慶喜の弟・昭武がみたパリ万博』(山川出版社、1760円)
◉竹本忠雄『幽憶 新フランス詩華集 ルネサンスから現代まで』(勉誠社、6600円)
◉ピエール・ジャン・ジューヴ『カトリーヌ・クラシャの冒険』小川美登里/飯塚陽子訳(幻戯書房、4950円)
◉ニコラ・マチュー『最果ての子供たち』山木裕子訳(早川書房、4070円)
◉ナスターシャ・マルタン『熊になったわたし 人類学者、シベリアで世界の狭間に生きる』高野優訳(紀伊國屋書店、2200円)
◉ロマン・ロラン『ベートーヴェン』高田博厚訳(第三文明社、2200円)
◉青柳いづみこ『サティとドビュッシー 先駆者はどちらか』(春秋社、3300円)
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