白水社のwebマガジン

MENU

李軼倫「李先生の中国語ライブ授業 特別講義」

第2回 学習者からの質問② 母音について

【質問3】
一生懸命shangを発音しているのに、shengになっていると言われます。
どうしたらクリアなshangになるのか教えてください!
(かぼす さん)

【李先生からの回答】
-angは-engより口を大きく開けて発音します。
-engに聞こえてしまうのは、口の開きが足りないからでしょう。
口の開きを意識して練習してみてください。


【質問4】
アル化が苦手で、自信がありません。
とくに“一会儿yíhuìr”のような語は
舌をそり上げるタイミングがよくわからないのですが…
ネイティブの発音を真似して練習するしかないのでしょうか?
(りん さん)

【李先生からの回答】
アル化の前の母音がiのときは発音されないので、uを発音すると同時に舌をそり上げます。ゆっくり発音する場合、途中で「ア」のような音が聞こえることもありますが、それでも問題ありません。ただ、アル化音はなるべく滑らかに繋げて発音したほうが自然に聞こえるので、あまり長く伸ばさないほうがよいでしょう。

タグ

バックナンバー

著者略歴

  1. 李軼倫(り・いつりん)

    北京出身。3児の父。2000 年に来日し、東京外国語大学大学院にて中国語文法・中国語教育を専攻。現在は東京外国語大学、早稲田大学ほかで日々中国語を教えている。NHKラジオ講座でも講師を務め、NHK国際放送のアナウンサー、フリーランスのナレーター・声優としても活躍。好きな音楽をかけ、お酒を飲みながら料理するのが至福の時間。好物はラーメン。
    著書に『ちょこっと中国語翻訳 ネイティヴらしく表現するコツ』『口からはじめる中国語 パズル式作文トレーニング』(白水社)、『これからはじめる 中国語入門』『李軼倫先生と学ぶ はじめての中国語』(NHK 出版)、『はじめよう中国語音読』(アスク出版)ほか多数。

関連書籍

フランス関連情報

雑誌「ふらんす」最新号

ふらんす 2024年5月号

ふらんす 2024年5月号

詳しくはこちら 定期購読のご案内

ランキング

閉じる