イベント情報(『ふらんす』2024年11月号掲載)
展覧会
◉特別展「パリ・ノートルダム大聖堂展 タブレットを手に巡る時空の旅」
ゴシック建築の傑作として名高いパリのノートルダム大聖堂は、2019年4月15日に発生した火災によって大きな被害を受けました。その復興に向けて各界の専門家が集結し、ドローンやCG分析などの最新IT技術と、熟練工の磨き抜かれた建築・美術品修復の技によって5年の歳月をかけた修復作業が今も続いています。 “HistoPad(ヒストパッド)”と呼ばれる専用端末を使って世界遺産ノートルダム大聖堂の創建時から現代までをタイムトラベルする、まったく新しいカタチの「体験型展覧会」である本展は、まるで大聖堂の中にいるかのような没入感を味わいながら歴史の旅を楽しむことができます。大聖堂がいよいよ修復完了を迎える2024年12月を目前に、AR技術を駆使した体験型展覧会が東京でもついに開幕されます/会期:2024年11月6日(水)〜2025年2月4日(火)、会場:日本科学未来館(東京・江東区)、[公式HP]https://www.miraikan.jst.go.jp/
◉三菱一号館美術館再開館記念「不在」
トゥールーズ゠ロートレックとソフィ・カル
2023年4月から設備メンテナンスのために長期休館していた東京・丸の内の三菱一号館美術館が、2024年11月23日に再開館します。そのリニューアル・オープン最初の展示となるのが、この「『不在』―トゥールーズ゠ロートレックとソフィ・カル」展。長年にわたり「喪失」や「不在」について考察を巡らせてきた現代フランスを代表するアーティストのソフィ・カル(1953- )と、三菱一号館美術館のコレクション、そして展覧会活動の核をなす、ロートレックの作品の「存在」に光を当てる協働展/会期:2024年11月23日(土)〜2025年1月26日(日)、会場:三菱一号館美術館(東京・丸の内)、[公式HP]https://mimt.jp/