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イベント情報(『ふらんす』2023年10月号掲載)

◉オペラ「修道女アンジェリカ/子どもと魔法」
新国立劇場によるダブルビル(2本立て)公演。プッチーニの宗教的で神々しい音楽が感動的な「修道女アンジェリカ」と、ラヴェルのモダンな楽しさいっぱいのファンタジー「子どもと魔法」を上演。ラヴェルの『子どもと魔法』は作曲家自身が「ファンタジー・リリック」と呼んだ、オペラとバレエの要素を融合させて作曲された作品。子ども目線で展開する趣向も楽しく、子どもはもちろん、大人のための寓話としても楽しむことのできる舞台作品です。ラヴェル独特の近代的な和声やリズム、華麗な管弦楽も魅力です。演出は国内きっての実力派オペラ演出家の粟國淳、指揮には近代作品も得意とする沼尻竜典が登場。東京の新国立劇場にて2023年10月1日(日)から9日(月・祝)まで。
https://www.nntt.jac.go.jp/opera/suorangelica/

◉映画「ジャンポール・ゴルチエのファッション狂騒劇」(原題JEAN PAUL GAULTIER:Freak & Chic
80年代よりファッションデザイナーとして第一線で活躍し続けるジャンポール・ゴルチエが脚本・演出・衣装を手掛けたステージ「ファッション・フリーク・ショー」。ゴルチエの幼少期からトップデザイナーに駆け上がるまでを表現した、いわば自叙伝的なこのランウェイ・ミュージカルはヨーロッパで30万人を動員した。本作はこのショーの舞台裏にカメラが2年間密着したドキュメンタリー。監督は柔道家テディ・リネールやエマニュエル・マクロン大統領のドキュメンタリーを手掛けてきたヤン・レノレ。マドンナやカトリーヌ・ドヌーヴ、マリオン・コティヤールがカメオ出演し、ロッシ・デ・パルマ、ナイル・ロジャース、リーヌ・ルノーらがインタビューに答えるなど、錚々たる面子がスクリーンを彩る。ヒューマントラストシネマ有楽町ほかで2023年9月29日(金)より全国公開。
https://gaultier-movie.jp/

◉映画「ルー、パリで生まれた猫」(原題MON CHAT ET MOI, LA GRANDE AVENTURE DE RROÛ
パリに住む10歳の少女クレムは、屋根裏で生まれたばかりのキジトラの子猫を見つけ、ルーと名付けて一緒に暮らしはじめる。両親の不仲に心を痛めていたクレムにとって、クールで自由で好奇心に満ちたルーとの生活は心安らぐ時間となっていく。ある日、森の別荘へやって来たクレムとルーに、ある出会いが訪れる。監督はギヨーム・メダチェフスキ。配給:ギャガ。新宿ピカデリーほかで2023年9月29日(金)より全国公開。
https://gaga.ne.jp/parisnekorrou/

◉映画「くすぶりの年代の記録」(原題Ahdat sanawovach el-djamr
1975年の第28回カンヌ国際映画祭で最高賞パルムドールに輝いた歴史ドラマが日本国内劇場初上映。アルジェリア建国の苦難の歴史を『灰の年』『荷車の年』『くすぶりの年』『虐殺の年』という4つのテーマに分けて、1954年のアルジェリア独立戦争までを描いた3時間の壮大な歴史ドラマ大作。東京の新宿K’s cinemaで開催の「奇想天外映画祭2023」(9月16日~10月6日)にて上映。監督:モハメッド・ラクダル゠ハミナ。配給:アンダソニア。
https://www.ks-cinema.com/movie/kisoutengai2023/

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