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イベント情報(『ふらんす』2025年2月号掲載)

展覧会
◉没後120年エミール・ガレ:憧憬のパリ

エミール・ガレ(1846–1904)はフランス北東部の古都ナンシーに生まれ、ガラス、陶器、家具において独自の世界観を展開し、輝かしい成功を収めました。ナンシーの名士としても知られる一方、ガレ・ブランドの名を世に知らしめ、彼を国際的な成功へと導いたのは、芸術の都パリでした。ガレ社の製品はパリのショールームに展示され、富裕層の間で広まり、また国際的な大舞台であるパリ万国博覧会でも新作が発表され、ガレは社交界とも繋がりを深めました。没後120年を記念する本展では、ガレとその国際的地位を不動のものとしたパリとの関係―その成功のみならず、社会的ジレンマや重圧も含め―に焦点を当て、彼の創造性の変遷を顧みます。
会期:2025年2月15日(土)~4月13日(日)、会場:サントリー美術館
[URL]https://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/2025_1/index.html

◉山王美術館コレクションでつづる エコール・ド・パリ展
20世紀はじめのパリ。モンマルトルの「バトー・ラヴォワール(洗濯船)」やモンパルナスの「ラ・リューシュ(蜂の巣)」といったアトリエ集合住宅に集い、交流を深めながら制作に励んだ「エコール・ド・パリ」の芸術家たち。山王美術館コレクションの中より、ローランサン、ユトリロ、モディリアーニ、パスキン、藤田嗣治、キスリングらの作品が展示されます。
会期:2025年3月1日(土)〜7月31日(木)、会場:山王美術館
[URL]https://www.hotelmonterey.co.jp/sannomuseum/exhibition/202503.html

◉藤田嗣治 猫のいる風景
画家藤田嗣治にとって猫は友であり、描く対象でした。猫のいる生活は藤田が渡仏してまもなくのこと。パリで足にまとわりついてきた猫を拾い上げ、自宅に連れ帰ったのがきっかけでした。本展覧会は作品に多く登場する猫にフォーカスし、その魅力に迫ります。裸婦の後ろで眠る猫が愛らしい《天蓋の裸婦》(1954年)をはじめ、猫をモデルにした作品、猫が描き込まれた作品を一挙大公開。また猫だけでなく、犬、小鳥、ハト、馬など様々な動物たちを描いた作品も併せて展示されます。
会期:2025年3月6日(木)〜9月28日(日)、会場:軽井沢安東美術館
[URL]https://www.musee-ando.com/
同時開催:特集展示「挿画本『四十雀』 藤田嗣治とジャン・コクトー」会期:2025年3月6日(木)~7月22日(火)、会場:軽井沢安東美術館特別展示室

映画
◉『デュオ 1/2のピアニスト』Prodigieuses
実在する双子の天才ピアニスト、プレネ姉妹の数奇な運命と人生をモデルに『コーダ あいのうた』『エール!』『ふたりのマエストロ』をプロデュースしたフィリップ・ルスレによる実話をもとにした新たな感動のドラマ。監督:フレデリック・ポティエ&ヴァランタン・ポティエ、2025年2月28日(金)より新宿ピカデリーほか全国順次公開
[URL]https://www.flag-pictures.co.jp/duo-pianist/

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