青柳いづみこ 演奏活動40周年記念コンサート＠浜離宮朝日ホール

ピアニストとして、また文筆家として、華々しい活躍を続ける青柳いづみこさんが、恩師安川加寿子氏の「留学から帰国して一度はリサイタルを開くように」という勧めで開いたデビュー・リサイタルは1980年1月11日。
ちょうど40年後のこの日に、昼夜別内容の充実のプログラムで送る記念コンサートが開催されます。
最初のエッセイ集刊行は1990年、来年は文筆活動30周年にもあたります。

そんな節目を飾るコンサートの昼の部は「物語」をテーマに、前半はクープランを中心にサティ、ラモーを。後半は中近東を舞台にしたイベールの『物語』、そしてのちにバレエになったラヴェル『高雅で感傷的なワルツ』が配されています。
夜の部は高橋悠治氏をゲストに、新譜CD から6人組の連弾曲が集められています。前半はデュレやタイユフェールの珍しい作品、プーランクの『連弾ソナタ』など。後半はミヨー特集で、ジャン・ルノワールの映画音楽をマドレーヌ・ミヨーが再構成し、テキストをつけた『ボヴァリー夫人のアルバム』を、高橋悠治さんのピアノ、青柳さんの朗読で楽しめます。デビュー以来、演奏・執筆でドビュッシーを極めたピアニストが、6人組とポスト・ドビュッシー、共通の水脈を持つ18世紀音楽を道連れに、新たな地平に向かいます。

■日時：2020年1月11日（土）
　昼公演 14：00 開演（13：30 開場）
　夜公演 19：00 開演（18：30 開場）
■会場：浜離宮朝日ホール
■入場料：全席指定、一般4500円（前売）、5000円（当日）、学生2000円、昼夜セット券8000円
問合せ先：東京コンサーツ［TEL］03-3200-9755（平日10：00 ～18：00）
［ウェブチケット］http://www.tokyo-concerts.co.jp