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イベント情報(『ふらんす』2024年10月号掲載)

展覧会
◉モネ 睡蓮のとき
Le dernier Monet : Paysages d’eau
印象派を代表する画家クロード・モネ(1840-1926)は、一瞬の光をとらえる鋭敏な眼によって、自然の移ろいを画布にとどめました。しかし後年になるにつれ、その芸術はより抽象的かつ内的なイメージへと変容してゆきます。最愛の家族の死や自身の眼の病、第一次世界大戦といった多くの困難に直面した晩年、彼の最たる創造の源となったのが、ジヴェルニーの自邸の庭に造られた睡蓮の池に、周囲の木々や空、光が一体となって映し出されるその水面でした。そして、この主題を描いた巨大なカンヴァスによって部屋の壁面を覆いつくす 〈大装飾画〉の構想が、最期のときにいたるまでモネの心を占めることになります。本展の中心となるのは、この試行錯誤の過程で生み出された、大画面の〈睡蓮〉の数々です。このたび、パリのマルモッタン・モネ美術館より、日本初公開となる7作を含む厳選された50点が来日。さらに日本各地に所蔵される名画も加え、モネ晩年の芸術の極致を紹介します。日本では過去最大規模の〈睡蓮〉が集う貴重な機会となります/会期:2024年10月5日(土)~2025年2月11日(火・祝)、会場:国立西洋美術館(東京・上野公園)、[公式HP]https://www.ntv.co.jp/monet2024/

映画
◉ロール・ザ・ドラム!
Tambour battant
1970年初頭のスイス・ヴァレー州の⼩さな村モンシュ。ワイン造りのプロが指揮者として情熱を注ぐ地元ブラスバンドが、苦境に追い込まれる。伝統派か、才能ある女性や移民に開かれた革新派か。新旧二つのブランスバンドが対決することに! 女性参政権をめぐる問題を背景に、多様性、友情、中年の危機といったテーマが描かれる、エンターテインメント・コメディ。監督フランソワ゠クリストフ・マルザール/2024年10⽉4⽇(金)より新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開、[公式HP]https://culturallife.co.jp/roll-the-drum/

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