担当編集者さんがご紹介!『ゼロから12ヵ国語マスターした私の最強の外国語習得法』
おそらく多くの方にとって、初めて学んだ外国語は「英語」ではないかと思います。私自身もそうでした。
このように言うと語弊があるかもしれませんが、学生時代に学校で学んだ英語は主に「受験対策」を目的としたもので、単語の暗記や文法の学習が主でした。私はこの、教科としての
英語が大の苦手でした。
「英語が話せるようになりたい」という気持ちはあったものの、この経験から「英語を学ぶ」ことに対する心理的ハードルが高くなってしまったように感じます。
そんな「英語アレルギー」を持ったまま社会人になり、何気なくYouTubeを見ていたある日、Kazu Languagesさんの動画に出会い、驚きました。
彼が海外の方と英語で挨拶を交わし、しばらくして急にその方の母国語で話し始めると、相手の表情がイキイキと輝き、本当にうれしそうなリアクションを見せました。文字通り言語の壁を超えてつながる瞬間を目の当たりにした思いでした。
そんなKazu Languagesさんの初の書籍である『ゼロから12ヵ国語マスターした私の最強の外国語習得法』は、多くの人が知っている「勉強」としてのアプローチとは全く逆の方法を紹介しています。
例えば、
・最初に文法を学ばない
・ネイティブになりきる
・学ぼうとしている言語が話されている国の流行やスラングを調べる
といった方法です。
これらは、机に長時間座って参考書を使いつつ暗記するような従来の「勉強」的なアプローチとは異なる手法です。また、外国語習得に役立つ現代のツールやその活用法の紹介も、本書の魅力の一つと言えると思います。著者自らが実際に実践してきた勉強法が詳しく書かれているため、非常に実践的です。
ぜひ、多くの方に本書を手に取り、役立てていただければと思います。
小倉 碧(おぐら・みどり/SBクリエイティブ)