日仏会館教養講座（全4回）
中地義和「ランボーの絶えざる脱皮について」

東京大学名誉教授の中地義和氏を講師に迎え、「ランボーの絶えざる脱皮について Rimbaudou la mue perpétuelle」と題した教養講座全4回が開かれます。普仏戦争、パリ・コミューンをまたぐ約5 年の間に、目まぐるしく脱皮しながら詩の世界を駆け抜けたアルチュール・ランボー（1854-1891）。時代の文脈に照らしてその生涯と作品を追いながら、つねに自己超越の過程にある人物とその想像世界に迫ります。また、彼の「文学放棄」をその延長上で捉えなおし、無名の少年が天才詩人として聖別されるにいたる受容のプロセスをたどります（対訳版プリントを配布）。定員20名。

【第1回】戦時下の少年詩人─前期韻文詩（1870-1871）
【第2回】憧れのパリ／幻滅のパリ─後期韻文詩（1872）
【第3回】文学との訣別？─『地獄の一季節』（1873）と『イリュミナシオン』（1873-1875）
【第4回】伝説と聖別─ヴェルレーヌ「呪われた詩人たち」からル・クレジオ『隔離の島』まで

日時：2019年2月12日、19日、26日、3月5日（火）14:00 ～ 15:30
会場：日仏会館（東京都渋谷区恵比寿3-9-25）
参加費：一般8000円、日仏会館会員6000円

日仏会館事務局宛に［FAX］03-5424-1200 または［E-mail］bjmfj@mfjtokyo.or.jp のいずれかで要事前登録