7/28-9/24 ヴラマンク展 絵画と言葉で紡ぐ人生
ヴラマンク展 絵画と言葉で紡ぐ人生
モーリス・ド・ヴラマンク 《サイロ》1950年
フランス、個人蔵 ©ADAGP
フランスの画家モーリス・ド・ヴラマンク(1876-1958)は、独学で絵を学び、20世紀初頭にマティスやドランらとともに、「フォービスム(野獣派)」で一世を風靡しました。その後セザンヌへの傾倒を経て、第一次世界大戦後はパリ郊外、次いでパリから100キロメートル以上離れた小村リュエイユ=ラ=ガドリエールに住まいを移し、抑制された色調や、スピード感あるタッチで田園風景や妻が活けた花束などを描きつづけました。
一方、ヴラマンクは絵画以外にも、音楽や自転車競技など多方面で活動し、とくに文筆家としては生涯に20点以上もの著作を発表しています。彼は言葉による表現も、絵画と同様に自身を表すための重要な手段としていました。
本展では、フォービスムから離れ、独自の画風を模索しはじめた1907年頃の作品から最晩年までの作品76点を、画家の言葉とともに紹介し、ヴラマンクの創作の深奥にせまります。
■会期:2018年7月28日(土)~9月24日(月・祝)
休館日は月曜日、ただし9月17、24日は開館、9月18日(火)は休館
■開館時間:10:00~19:00(入場は閉館の30分前まで)
■会場:静岡市美術館