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イベント情報(『ふらんす』2024年1月号掲載)

◉展覧会「マリー・ローランサン ―時代をうつす眼」
石橋財団コレクションや国内外の美術館から、ローランサンの作品約40点、挿絵本等の資料約25点に加えて、ローランサンと同時代に活躍した画家たちの作品約25点、合計約90点を展示。ローランサンの画業を複数のテーマから紹介し、関連する他の画家たちの作品と比較しつつ、作品の魅力を紹介する。東京のアーティゾン美術館で3月3日(日)まで。月曜休館。
https://www.artizon.museum/exhibition/detail/561


◉展覧会「モダン・タイムス・イン・パリ1925 ―機械時代のアートとデザイン」
第一次世界大戦からの復興によって急速に工業化が進み、「機械時代」(マシン・エイジ)と呼ばれる華やかでダイナミックな時代を迎えた1920-1930年代のパリを中心に、ヨーロッパやアメリカ、日本における機械と人間との関係をめぐる様相を紹介する展覧会。アール・デコ博が開催された1925年は、工業生産品と調和する幾何学的な「アール・デコ」様式の流行が絶頂を迎え、日本では関東大震災以降、急速に「モダン」な都市へと再構築が進むなど、戦間期という繁栄と閉塞の狭間に、機械や合理性をめぐる人々の価値観は大きく変化していきました。コンピューターが高度に発達し、AIが人々の生活を大きく変えようとする現代において、本展覧会は約100年前の機械と人間との様々な関係性を問いかけます。神奈川県のポーラ美術館にて5月19日(日)まで。会期中無休。
https://www.polamuseum.or.jp/sp/moderntimesinparis1925/

◉展覧会「アフリカマンガ展」
歴史と作品、作家、ファン文化、出版形態などの視点から、特にフランス語圏アフリカ諸国のマンガ文化を、15名以上のアフリカ人作家によるマンガ作品の複製原画(デジタルプリント)、書籍、雑誌、ファンイベントの様子などを通して紹介し、その特徴と魅力に迫る。バンド・デシネ、アメリカンコミックス、日本マンガに影響を受け動き始めたアフリカマンガの“今”を知り、アフリカの新たな側面や、国境を超えていくマンガの力を感じとってください。京都国際マンガミュージアムにて2月18日(日)まで。水曜休館。
https://kyotomm.jp/ee/africamanga/

◉映画「ラ・メゾン 小説家と娼婦」(原題La maison)
フランスで賛否両論を巻き起こしたエマ・ベッケルのベストセラー小説「La Maison」を映画化。フランスからベルリンに移り住んだ27歳の作家エマ。娼婦たちの裏側に興味を抱いた彼女はその実情を理解するべく、高級娼館「ラ・メゾン」に娼婦として潜入する。一緒に働くことで顕になる女性たちの本音や、そこで繰り広げられる刺激的な出来事を、包み隠さずノートにつづっていくエマ。新たな発見に満ちた日々を送るうちに、当初は2週間だったはずが、いつしか2年もの月日が流れていく。配給:シンカ。新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかで12月29日(金)より全国公開。
https://synca.jp/lamaison/

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